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先天性内反足とPonseti法

先天性内反足とPonseti法とは

先天性内反足とPonseti法

内反足とは生まれた時に最もよく見られる脚の変形です。この変形のある赤ちゃんはつま先が内側を向いており、脚が硬くこわばってしまっています。足の骨や筋肉、関節が正常に発達しなかったため、足の形は普通とは違う外見をしています。日本では2000人に一人の割合で見られます。
多くの場合「特発性内反足」と呼ばれるタイプの内反足と診断され、足以外は正常に発達します。ごくわずかの子どもに先天性関節拘縮症や二分脊髄といった内反足以外の症状があり、これらの症状がある場合は「先天性内反足」または「症候性内反足」と呼ばれることもあります。いずれもPonseti矯正法で治療されます。

Ponseti法は50年以上前にイグナシオ・ポンセッティ博士により考案されました。手術は行わず、4週間に渡って毎週ギプスを装着して脚をやさしく正しい位置に強制する方法です。この4週間の間に、靭帯が充分にリラックスした状態になり、骨の正しい位置での成長を促していくことができます。
足が充分に外転位に矯正された時点で(つま先が外を向いた状態になった時点で)80~90%の赤ちゃんが外来での局所麻酔下にアキレス腱切除術を受けます。外来でのこの処置によってアキレス腱が切離され、つま先を上げた状態にすることができるようになります。この手術後さらに3週間のギプス固定を行います。
このギプスが外れると、左右が棒で繋がれた靴を次にはいていただきます。これは筋肉や靭帯が再度硬くなるのを防ぐ目的で装着します。最初の3ヶ月はこのブーツを23時間装着し、その後2~4歳になるまでは寝ているときだけ装着します。

写真

ギプスの取り替え方

ギプスの取り替え方を動画でご説明します。

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